タイ・サメット島録2020
超久しぶりに!ブログ書いてみる!
先日、タイに仕事で行きまして。
合間の休暇に、バンコクからほど近いリゾート、サメット島に行ってきました。休暇の間だけ旦那も呼び寄せ2人旅。
そこまでメジャーじゃなくて、調べてもあんまり情報がヒットしなかったので、2020年時点の最新情報を書き残しておこうかと。
なお、後から思いついたので、写真のクオリティは軒並みひどいです。
【サメット島概要】
バンコクの南東、ラヨーン県に属する小さな島。面積13km2、沖縄の波照間島と同じくらい。
www.google.co.jp
大きな商店はなく、コンビニが2件だけ(しかも向かい合わせ)
海でまったり、もしくはホテルでラグジュアリーステイするのがメインコンテンツです。
【もくじと、1泊2日で使ったお金】
1THB(タイバーツ )=3.5円で計算してます。
宿泊:2万4千円(2名1室1泊)
島への移動:1200THB
入島料:400THB
移動(バイク):500THB(2時間+1日)
アクティビティ:900THB
食事:1400THBくらい
合計:4万円弱。(タイへの航空運賃は含まず)
なお工夫すれば、同じ旅程でもあと1万は削れた模様。
宿泊や食事のグレードを下げれば、ぜんぜん半額以下にできます。くっ
【宿泊】
島内でいちばんメジャーな海岸沿いの宿、サイケオビーチリゾートに宿泊しました。
ザ・リゾートの宿って感じで、雰囲気的には素晴らしいし、スタッフの方の対応とっても好印象だし、プールあるし、部屋綺麗だし、大手をふってビーチチェア使えるし、朝食美味しいし、ひととおり文句ない素敵なホテルでした。
おそらく島のなかでは高級ホテルに分類されるので、まぁ値段相応というところです。
agodaで予約したんですが、数日前になるとだいぶ安くなる。のでできればギリまで粘ったほうがいい。
チキンなわたしにはそれができなかった……。
予約済んだならもう見なきゃいいのに、それもできなかった小市民。
なおこの金額には、朝食と島までの送迎ボートがついてます。
【島までの道のりでやらかす】
バンコクから車で3時間くらいで、島への玄関口、バンペー港に着きます。
自力で行くならエカマイバスターミナルからバスに乗ることに。
今回は知り合いに連れて来てもらったので割愛します。
- サイケオ ビーチリゾート(今回泊まったとこ)
- バーン プロイシー
- サメット クラブ リゾート
- バーン サッパロット
- ルビーマン コテージ アンド スパ
- アオ プラオ リゾート
の7つのホテルは、バンペー港から島までの無料送迎がついてるそうです。
普通のフェリーの船着場とは別のAo Prao Pierというところから発着。
ちょい離れてるので、バスで港町まで来た場合はトゥクトゥク拾った方がよさげ。
わたしも無料送迎で行く気満々だったのですが、前の予定がだいぶ巻きまして、Ao Prao Pierに着いたのが14時。
送迎フェリーの時間は、11:00、13:30、16:00。
2時間なんもないところで待つか、お金出して勝手に行くか……。
悩んだ結果、別の船で行くことに。
別の船着場に移動しようとしたら、そのへんの人がトゥクトゥクを手配してくれる。
60THBって良心的だから乗る。
なんか謎のおばちゃんが並走してくる。運転手と知り合いらしい。
そして着いた船着場で、おばちゃんがチケット販売人に早変わり!!後から思うと、いちばん安いフェリーの乗り場とは別だった!
1人あたり往復600THBのプランしかないと言われる。片道なし。しかも英語もほぼ通じない。問答のしようがない。
もともと狙ってたのは、このサイトの片道150THBのスピードフェリー。倍やんけーー
最安チョイス、ヌアンティップ桟橋からは片道70THBでフェリーが出てるのも調査済み。遅くて酔いそうなのでナシとは思ってたけどーー
底値を知ってると1人あたり片道300THBは出し難い。
しかも復路にどんなトラブルがあるか分からんから、できればその場でチケット買いたかった。
結局、完全に疲れてたのでもうそれでいいやってチケット購入。
完全にカモである。
港には、船着場が何種類かあるんです。乗りたい船がどこから出るのかをきちんと把握しておいて、トゥクトゥクに乗る前に、ストリートビューで「ここね!!!!」って確認したら、そんなトラブルは防げるんじゃないかと思います。
まぁ、宿がある海岸まで直行してくれるから、港から宿までの交通費分も考えると、そこまで暴利でもないじゃない、ホテルに直接チャーターボート頼んだらもっと高いだろうし。何より待ち時間ゼロで島に行けてよかったじゃない、と自らを慰めました。
スピードボートというだけあって、15分くらいビュンビュンすっとばして、あっという間に島に到着します。
揺れる。めちゃくちゃ揺れる。
酔いやすい人は酔い止め必須だと思う。
わたしは、過去軍艦島に行ったときに買った酔い止めバンド完全装備で立ち向かい、なんとか生還。
チャーターボートは、定期船とは違って、それぞれの宿がある海岸まで直行で行ってくれる、というのはなんとなく知ってた。
が、「着いたよ」って声をかけられたのは、ガチで海岸。桟橋とかない。
船が海岸の砂浜まで上陸できるわけないじゃないですか。
というわけで、膝上じゃぶじゃぶ状態で荷物を頭の上に抱えてのダイナミック入島です。
ちゃんと伝えてなかったので、いざ上陸ってなって慌てて運動靴脱いでた。ごめん旦那。
ちなみに復路。
「帰りの船は1時間前にここに電話してくれたらいいから!!」と渡されたチケットは、タイ語しか書いてないし、電話番号が20ケタもあってまじで不安。
でもホテルの人に相談したらスルッとタイ語で電話してくれて、ちゃんと帰りの船はチャーターできました。
来るまで1時間タイムラグがあったので砂浜でまったり待機。
どうせタイタイムだから、17時つっても17:30とかになるんでしょ〜と思ってたら、時間ピッタリにお迎えが来ました。
船はちょくちょく出入りしてるので、自分たちが乗る船を見つけられるか不安だったけど、ちゃんとホテルに電話してくれたみたいで、ホテルマンが「来たよーあの船!」って教えてくれました。
そして激烈高い波のなか、ダイナミック離島です。パンツまで濡れたわ。
【入島料】
島全体が国立公園なので、全員入島料を払わないといけません。ひとり200THB。
定期船の人は、港から各宿に至るまでに関所のようなところを通るので、そこで支払います。
もらった控えは5日間有効で、関所を通るたびに見せないといけません。
ダイナミック入島した人はどうなるんだろ〜と思ってたら、上陸した直後、屈強強面若干軍服っぽい男性2人組が近づいて来てお金を要求してきました。
入島料のこと知ってたからすぐ理解して払ったけど、ノーリサーチの旦那はヤクザか何かだと思ったらしい。まぁ、気持ちは分かる。
【バイクレンタル】
島内はトゥクトゥクがいないので、移動手段は
- 徒歩(いくら小さい島とはいえ、遠くの海岸に行くのは難しい)
- ソンテウ(乗り合いのトラック的なやつ。人が少ないと高くつくらしい。どっか行けても復路あるかわからん)
- レンタルバイク(後述)
の3つだけです。
自由に回りたいならレンタルバイク一択。
レンタルバイク屋さんは、島のいたるところにありました。
基本どこも1時間100THB、1日で300THBって感じ。ガソリン代込み。
返した後のことを考えると、泊まった宿or帰りの船乗り場の近くで借りるのが得策かと。
「借りたいんだけど〜」と声かけると、好きなのを選ばせてくれます。
全く知識がないので自信はないですが、だいたい全部が、ビッグスクーターと言われるものだと思う。
二人乗りができて、運転手はまたがるんじゃなくて足を前方に置く感じで、AT。
借りたい車種を決めたら、ちょっとチェック&ガソリン入れてくれます。
ガソリンふつーに酒瓶に入ってた…。さっきまでちょっと飲んでましたけど的なテンションで転がってた…。
免責事項的な紙にサインして、運転する人のパスポートを預けます。
だから、ホテルチェックインより後に借りないと面倒なことになるね。
パスポートチェックはあるけど、免許チェックは、全くなかったよ。せっかくの国際免許!
しかもノーヘル2人乗りが基本。
海外旅行保険は無免許運転による事故は補償しないので、完全に自己責任の世界。
ほとんど交通量のない小さな島だからこそのユルさだと思います。
昔八重山諸島の黒島に泊まったときを思い出しました。警察も信号もない小さな島には、独自の文化が育つ。
サメット島も、屈強強面軍服ガイズはあちこちにいたけど、警察ではなくて国立公園の職員的なやつかな。
タイ特有のスピード超過防止の段差はあちこちにあったけど、それ以外は別に問題なく走れるクオリティの道路だったし、車もぜんぜんいない上、チョロチョロバイクがいる前提のゆっくり運転だったので、日本で二輪免許持ってればぜんぜん怖くないと思う。
【アクティビティ】
やることっつったら海で遊ぶか、ホテルでまったりくらいしかないです。
行ったビーチは3つ。
サイケオ・ビーチ
島いちばんの賑わいビーチ。
海岸にずらっと並んだベンチは、各ホテルの宿泊者専用。1席キープしてアジトにできました。
リゾートらしく、でっかい浮き輪借りてプカプカしましてよ(100THB)
波が激烈激しくて、若干命がけ。
なんかこう、夏の海水浴の思い出って、母親は浜辺のパラソルの下でみんなを見守る的な感じだけど、似たような齢になってもぜんぜんそんな気起きない。きっと60歳まで浮き輪で繰り出し続けるんだろうな。
どこのサイトにも「中国の人ばっかり」って書いてあったけど、そこまでいませんでした。
コロナウィルスがじんわり話題になりだした頃でしたのでね……
アオワイ・ビーチ
サイケオからちょっと離れたところで、ビーチ直結のホテルが1軒あるだけ。
マングローブの茂る、なかなか趣深いビーチでした。
秘境感〜
アオ・プラオ・ビーチ
砂浜でまったりじゃなく、海自体で遊びたいならここはばっちり。
唯一の西側のビーチで、波がおだやか。
「島随一の透明度!」って前評判を聞いていたけど、そこまでクリアなわけではなかったな。時期のせいかな。
ビーチ左側のあたりは、膝丈以下の水深のところでもお魚めちゃくちゃいました。キッズ大興奮のやつ〜。初日はマスク&シュノーケル、ライフジャケットが2セットで300THB。たぶんまけてくれた。
翌日は品切れしてたのでマスク&シュノーケル1個、ライフジャケット2着で同じく300THB。後から在庫復活してたマスク&シュノーケル借りたら200THB追加でとられたよ。ふしぎだね!
深い方までじゃぶじゃぶ行くと、サンゴ礁があってお魚わらわらいました。
あととんでもなくでかいウニ。
でも、お魚はそんなにカラフルなのはいないし、カメもいないので、「宮古島でええやん……」ってなりました。
島の最南端は、絶景ポイント的なやつがありました。断崖絶壁で写真撮りましょう。
サイケオビーチではパラセーリングも4000円くらいでできるっぽかったけど(沖縄だと倍くらいする)、安全管理的にさすがに不安でやめました。
ちなみに、何があるか分からんので、財布とパスポートだけはシュノーケリング中も常に携帯できるように、防水バッグと防水iPhoneケースを日本で買っておきました。
現地でも売ってたけど、クオリティ不安ですしおすし。口コミだより。
防水iPhoneケースはそこそこ評判よさげだったやつ。
防水性は文句なかったけど、中に空気が入っちゃうと水中でタッチきかなくて撮影はうまくできなかった〜。
アクティビティとしてぜひ入れていただきたいのは、サイケオビーチで毎晩開催されるファイヤーダンス。
タダで観れる割に、すっごい迫力なので、超おすすめ。
前半はお店に設置された舞台でやるんですが、後半は浜辺に飛び出し、水を火花で蹴散らす大迫力ショー。
ちなみに島全体、日本語はまず通じない。
カタコト英語ができればまぁ大丈夫かと思います。
お互い母国語が英語じゃない人との会話は、歩み寄る感があって安心するぅ〜通じないこともあるけど〜
写真に全然残ってないんですが島中犬も猫もいっぱいいました。猫は多少こぎれいだけど、犬はザ ・野犬という感じでめちゃくちゃ怖かった。ギャングだった。
どの海に行くかは、こちらの記事がとっても参考になりました。
runbkk.net
【食事】
夕方よりちょっと早いくらいに島に着いて、1泊して、翌日の夕方に出発という、リゾートにしてはちょっと急ぎめ丸24時間ステイでした。
よって食事は夕・朝・昼のみ。
残念ながら爆裂お腹を壊している最中の旅程だったので、全っ然満喫はできてないです。ノンアルコールだし。
夕食
サイケオビーチは、夕方くらいからビーチチェアをこぞって片付けはじめ、椅子やテーブルがどんどん並んでいきます。
前述したサイケオビーチ名物のファイヤーダンスが見たくて、その店で夕食をとることに。
でも、ここで食事しなくてもファイヤーダンスは見れます。後ろ(ほぼ波打ち際)で立ち見だけど。チップの営業超激しそうだったけど。
メニューの第一言語が中国語なのが、いかにも観光客商売。
そしてめっっちゃリゾート価格。
マンゴージュース×2、貝の焼いたの、ガパオライス、イカと野菜を辛く炒めたの、ココナッツスープで1000THBちょい。ひとり1800円か〜〜
バンコクのフードコートが恋しいよぅ(パッタイ200円とか)
お腹に元気があったら、せっかくだからこういうダイナミックなお魚まるごと料理を食べてみたかった……昼間からあっつい屋外にずらっと並んでて、やはり、衛生概念が、日本とは、チガウ。
朝食
サイケオ・ビーチリゾートのホテルバイキング。
タイ料理から各国料理まで幅広〜い。パンが多彩だった。
が、前述のとおり腹を壊していた上、ここが不調のピークで、タイフードイヤイヤ期だったが故に、
旦那の豪華お朝食
わたしのタイフード完全排除お朝食
でもフレンチトーストもお味噌汁ふつーに美味しかったよ。
昼食
相変わらずお腹痛くて食欲なし。
ローカル感満載の食堂に行く元気なし。
セブンイレブンのホットサンドだけ食べた。
バンコクのホットサンド文化素晴らしいね。
レジにホットサンドメーカーがあって、購入するとプレスしてくれるの。100円で焼きたてカリカリ、チーズとろーり。
日本に逆輸入してほしいけど、3分はかかるから難しいのかな〜〜
今また行けたら、食堂開拓してみたいな〜〜
その他
夜にビーチで食べたバナナロティ。80THB。リゾート価格ならしょうがない。
ココナツジュースも浜辺だからって初めて買ったけど、全然好きではなかったわ。100THB(たっけぇ
ココナツのついでに安くしてくれたマンゴー、80THB。写真なし。
あんまり期待してなかったけどめっちゃ甘かった。
物売りのおばちゃんは英語がいまいちだったので、砂浜に数字書いて交渉したよ。ほっこり。
そんな感じで、異国の風を感じながらゆったりステイ、たまに冒険の楽しい1泊でした。
基本出不精、海外への憧憬がさほどあるわけではないので、
また時間とお金ができたとしたら、迷わず宮古島に行くな……